台湾四大伝統節句《端午節》の背景と伝統を学ぶ

《認識端午節的背景和傳統》

台湾四大伝統節句のひとつであり、夏最大の節句でもある端午節 [Duān wǔ jié] について理解を深めるページです。

台湾四大伝統節句端午節の背景と伝統を学ぶ

端午節とは

旧暦の五月五日無病息災を祈祷する日で、夏最大の節句です。

端午節の由来

  • 古代より五月五日は疫病を司る神々 (五福大帝 [Wǔ fú dà dì]) へ伝染病の流行を遠ざける祈りを捧げる日とされています。
  • 五月五日の旧暦表記「午初五 (午端五)」が端午へ変化したと考えられています。
  • 戦国時代からは楚の官僚 (詩人) 屈原 [Qū yuán] の命日として記念されるようになりました。

端午節の習慣

  • 邪気を払う。
  • ガジュマル、ヨモギ、レモングラスなどを玄関に吊るす。(虫除け→魔除け)
  • 漢方薬入りの香包 [Xiāng bāo] を身に付ける。(風邪予防)
  • 滋養のある粽子 [Zòng zi] を食す。(夏の栄養補給)
  • 立蛋 [Lì dàn] : 午の刻 (正午) に卵を地面に垂直に立たせられると良いとされる運試し。
  • 扒龍舟 [Bā lóng chuán] : 龍の装飾が施された舟を漕ぐ。(屈原の伝説に由来)

総括

  • 端午節は古来より無病息災の祈祷日として存在していた。
  • 後に屈原の伝説が有名になり現代へと継承されている。
  • 「こどもの日」ではない。