観世音霊籤 第十首

秦昭王連城求趙璧(故事)

(詩)
櫝藏無價寶和珍価値無き玉と宝を集め揃える
只管他鄉外處尋ただ外の世界を探し回るのは
好似將燈來覓火灯を用いて火を探すような事
不如安靜莫勞心それより静かに心労を避ける
【解】(解説)
機緣若遇:もし機会と縁が訪れても
何事不成:何事も成し遂げられない
春無限前似真:春は無限に続くと思い違う
此籤:この籤を得る者は
將燈覓火之象:灯を用いて火を探すと同じ状態
凡事自就:全ては自ら成し遂げるしかない
【聖意】(運勢)
交易(取引)(難しい)
婚姻(結婚)(条件を満たす)
求財(金運)(難しい)
自身(心体状態)(安泰)
家宅(家、家庭)欠利(利益に欠く)
六畜(家畜)難養(育てるは難し)
田蠶(田畑養蚕)秋吉(秋に良し)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)(動け)
六甲(子供)生女(女を授かる)
山墳(先祖墓)(安定)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)設送(祓及び祈祷)
失物(紛失物)難見(見つけ難し)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第十首