日本の年賀はがきを台湾に出す方法

《如何把日式新年卡寄到台灣》

日本の年賀状(はがき)を台湾へ出す方法についてまとめたページです。

日本の年賀はがきを台湾に出す方法

注意点は3つ

1、郵便料金
2、宛名面の書式
3、新年の時期

1:郵便料金

日本から台湾にはがきを出すには、国際郵便料金が掛かります。
はがきの国際郵便料金は世界各国均一です。
船便を指定しない限りは、基本的に航空便として取り扱われます。

・航空便 100円:所要4日
・船便 90円:所要不明

参照:日本郵便 > 国際郵便 > 商品・サービス > はがき

福祿

船便だと国内料金より安いんだね...

摩沙

忘れた頃に届く

2:宛名面の書式

もし日本の書き方で出してしまっても届くかもしれません。
なぜなら台湾国内郵便物の書式が日本とあまり変わらないからです。
ですが誤配や紛失を防ぐには、国際郵便の書式に従っておいた方が賢明です。

宛名面は全文英字でも問題ありませんが、台湾は漢字の方がよりわかりやすくなると思われます。

海外に出すはがきの宛名面の書式
福祿

横書きにするんだね

摩沙

国際書式

(1)POST CARD

「この郵便物は、はがきです。」という意味を表します。

・POST CARD(英字)

※宛名面の上部に、差出人の住所氏名より大きな字で書きます。

(2)FROM

「ここに書かれてあるのは、差出人の情報です。」という意味を表します。

・FROM(英字)
・郵便番号
・住所
・差出人氏名

※日本と同じ順番で書きます。

(3)TO

「ここに書かれてあるのは、受取人の情報です。」という意味を表します。

・TO(英字)
・郵便番号
・国名(台湾 / TAIWAN)
・住所
・氏名 + 敬称 + 收

※日本と同じ順番で書きます。

繁体字の書き方
摩沙

日本語の湾は略字

敬称の書き方

・受取人が女性の場合は、小姐
・受取人が男性の場合は、先生
※敬称の後に書く「収」は(受け取る人)という意味を表します。

女性の敬称には「女士」というのもあります。
台湾女性の多くは、それを堅苦しく年寄り臭いと感じるそうです。
相手が高齢者でない限り、未婚・既婚を問わず「小姐」と記すのが無難です。
福祿

中国でも地域によって違うみたいだね

摩沙

広き中華圏

(4)AIR MAIL

「この郵便物は、航空便です。」という意味を表します。

・AIR MAIL

※宛名面の下部に、受取人の住所氏名より大きな字で書きます。

・船便の場合は「SURFACE MAIL」と書きます。

(5)不足分切手

・国際郵便料金不足分の切手を貼ります。

もしくは、郵便局の窓口で不足分の代金を支払い「別納証紙」を貼ってもらいます。

摩沙

証紙より切手がいい

3:新年の時期

西暦1月1日にも形式的な新年の挨拶が交わされますが、実質的な新年は農暦(旧暦)でお祝いします。
毎年1月下旬から2月上旬頃にある春節から台湾の正月が始まります。

欧米からの新年の挨拶がクリスマス前に来るように、年賀状をどのタイミングで出すかは人の考えによりますが、台湾人が心から新年を祝うのはやはり春節です。

福祿

中国語であけましておめでとうは新年快楽だよ

繁体字の書き方
摩沙

日本語の楽は略字

総括

日本の年賀はがきを台湾に出す際は、料金と宛名の書き方に注意します。
郵便ポストに投函する際は年賀状専用投函口ではなく、国際郵便の投函口に入れます
普通のはがきや絵葉書も同様の方法で台湾や他の国々へ出すことができます。
受取人が分租雅房などのシェア物件にいる場合は注意が必要です。
郵便受けが共用なので、信書の秘密が保護されず紛失の可能性も高まります。
その様な場合には、追跡可能な書留やEMSなどを利用する方が安全です。