観世音霊籤 第十一首 上上

劉先生入贅東吳(故事)

(詩)
欲求好事喜非常良き事を欲するのは非常に喜ばしい
爭奈姻親只暫忙なぜに親しい者まで忙しくなるのか
畢竟到頭成好事なぜなら初めから終わりまで良き事
貴人接引貴人鄉高貴な者は高貴な場所へと導くため
【解】(解説)
有事盼望:心に叶えたいことがあり
到底如斯:この道で良いのかどうか
若問此事:その事を問うのであれば
貴人提攜:高貴な者が代わりに導く
此籤:この籤を得る者は
因禍致福之象:災難に見舞われ福に至る状態
凡事則吉:全ては結果良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)(形を成す)
婚姻(結婚)(条件を満たす)
求財(金運)(あり)
自身(心体状態)順利(円滑)
家宅(家、家庭)(良し)
六畜(家畜)中平(いつも通り)
田蠶(田畑養蚕)中平(いつも通り)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)未至(未だ至らず)
六甲(子供)生男(男を授かる)
山墳(先祖墓)(良し)
訟詞(争い事)有理(意味を成す)
疾病(健康疾病)祭星(祈祷)
失物(紛失物)東方(東方にあり)
移徙(転居移転)(栄える)
観世音霊籤 第十一首