観世音霊籤 第十六首 中上

明神宗要活海瑞(故事)

(詩)
攢眉思慮暫時開眉ひそめる悩みは一時開放し
咫尺雲開見日來低い雲が開き陽の光が見える
宛似污泥中片玉泥の中にある一片の玉のよう
良工一舉出塵埃匠が掘り出せば汚れは落ちる
【解】(解説)
得處無偽:何処にいるかは偽れない
損中有益:損の中にも得る事はある
順逆吉凶:正逆も吉凶も表裏一体
君子得吉:気高い人が幸運を得る
此籤:この籤を得る者は
如玉在泥之象:玉が泥の中にある様な状態
凡事遇貴則吉:恩人に遭遇すれば吉となる
【聖意】(運勢)
交易(取引)成合(合意を成す)
婚姻(結婚)(形を成す)
求財(金運)冬吉(冬に良し)
自身(心体状態)秋冬吉(秋冬に良し)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)(安定)
田蠶(田畑養蚕)祈福(祈れば福あり)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)(至る)
六甲(子供)(何もなし)
山墳(先祖墓)(安泰)
訟詞(争い事)不利(不利益)
疾病(健康疾病)祈福(祈れば福あり)
失物(紛失物)(阻まれる)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第十六首