観世音霊籤 第十八首 上上

鬼谷子演課(故事)

(詩)
金烏西墜兔東臨金の鳥は西へ堕ち兎は東へ現る
日夜循環亘古今昔から今まで昼と夜は繰り返す
僧道得之無不利修行僧が不利益なく成果を得て
工商農士各開心士農工商各人皆が幸せを感じる
【解】(解説)
心中無事:心の中は平穏無事
所作有功:行いは功を立てる
如弓上箭:もし弓を射るなら
一發當中:一発命中を決める
此籤:この籤を得る者は
皎月東升之象:明るい月が東へ昇る状態
凡事亨泰如意:全てが順調安泰思い通り
【聖意】(運勢)
交易(取引)(形を成す)
婚姻(結婚)(条件を満たす)
求財(金運)(順調)
自身(心体状態)(良し)
家宅(家、家庭)(安泰)
六畜(家畜)欠利(利益に欠く)
田蠶(田畑養蚕)早種(早めがよい)
尋人(尋ね人)(至る)
行人(旅、外出)(至る)
六甲(子供)生男(男を授かる)
山墳(先祖墓)大吉(とても良し)
訟詞(争い事)有理(意味を成す)
疾病(健康疾病)設送(祓及び祈祷)
失物(紛失物)遲見(遅れて見つかる)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第十八首