観世音霊籤 第二十八首 上上

孟嘗君雞鳴度關(故事)

(詩)
東方月上正嬋娟東に昇る月は本当に美しい
頃刻雲遮月半邊時には雲が月の半分を遮る
莫道圓時還又缺丸いのに欠けるなとは言うべからず
須教缺處復重圓掛けた部分は補えば新たに丸くなる
【解】(解説)
浮雲遮月:空に浮かぶ雲が月を遮る
不得疑惑:不穏に感じる必要はない
得待雲開:雲が開くのを待てば良い
自見明月:明るい月をまた見られる
此籤:この籤を得る者は
月被雲遮之象:月が雲に遮られる状態
凡事待時:全ては待つべき時にある
【聖意】(運勢)
交易(取引)(良し)
婚姻(結婚)(条件を満たす)
求財(金運)(阻まれる)
自身(心体状態)祈保(祈れば加護あり)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)不利(不利益)
田蠶(田畑養蚕)不利(不利益)
尋人(尋ね人)(難しい)
行人(旅、外出)(停滞)
六甲(子供)有驚(衝撃あり)
山墳(先祖墓)(改めよ)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)難痊(回復難し)
失物(紛失物)西方(西方にあり)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第二十八首