観世音霊籤 第三十首

楚懷主入秦武關(故事)

(詩)
勸君切莫向他求他人へ求める事は絶対に勧めない
似鶴飛來暗箭投飛来した鶴が隠矢を受けるかの様
若去採薪蛇伏草薪取りに行けば草の中に蛇が待つ
恐遭毒手也堪憂危害を加えられるのが心配である
【解】(解説)
閉口存舌:口を閉じていれば舌は守られる
問事莫理:物事を尋ねても意味をなさない
不可生心:過度に敏感になってはならない
恐傷于己:自分を傷つける恐れがある
此籤:この籤を得る者は
安身得己之象:身を守って己を得る状態
凡事守舊則吉:全て元の決まりを守れば良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)(停滞)
婚姻(結婚)未合(未だ条件を満たさず)
求財(金運)待時(待つ時)
自身(心体状態)平平(普通)
家宅(家、家庭)(安泰)
六畜(家畜)不利(不利益)
田蠶(田畑養蚕)不利(不利益)
尋人(尋ね人)(阻まれる)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)虚驚(驚くが何もなし)
山墳(先祖墓)大吉(とても良し)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)難痊(回復難し)
失物(紛失物)不見(見つからず)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第三十首