観世音霊籤 第三十二首

常何薦馬周(故事)

(詩)
渺渺前途事可疑遙か先に起こる事は疑わしい
石中藏玉有誰知石に埋まる玉を誰が知るのか
一朝良匠分明剖先ず巨匠が分析し明確化する
始覺其中碧玉奇そして初めて玉の価値を知る
【解】(解説)
玉在石中:玉が石の中にある
匠手可知:匠の手には分かる
直待剖出:取り出されるのを只待ち
真可施為:本物であれば加工できる
此籤:この籤を得る者は
石中剖玉之象:石の中の玉を探る状態
凡事著力可成:全て尽力して成功する
【聖意】(運勢)
交易(取引)(阻まれる)
婚姻(結婚)(形を成す)
求財(金運)勞力(労働)
自身(心体状態)(安泰)
家宅(家、家庭)平平(普通)
六畜(家畜)(栄える)
田蠶(田畑養蚕)晚成(遅く形を成す)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)(暗く判明せず)
六甲(子供)(何もなし)
山墳(先祖墓)(改めよ)
訟詞(争い事)(驚く)
疾病(健康疾病)欠安(安泰に欠く)
失物(紛失物)西方(西方にあり)
移徙(転居移転)(改めよ)
観世音霊籤 第三十二首