観世音霊籤 第三十三首 中中

鮑叔進管仲(故事)

(詩)
石藏美玉在中心石の中心に美しい玉が埋まっている
得指何須向外尋手が届くかどうか誰かへ尋ねるのか
直待高人來剖析徳の高い人に直接分析を依頼すべき
恰如靈雨滌煩襟まるで聖なる雨が心の曇りを洗う様
【解】(解説)
珍玉內藏:価値ある玉が中に埋まる
不須求覓:探し尋ね回る必要はない
若遇貴人:もし恩人に遭遇できれば
事又得吉:事は更に良くなるだろう
此籤:この籤を得る者は
珍玉內藏之象:価値を内に秘めている状態
凡事忍耐守舊則吉:全てを耐え保守的なら良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)(遅れる)
婚姻(結婚)(すぐ成立)
求財(金運)待時(待つ時)
自身(心体状態)(安泰)
家宅(家、家庭)祈保(祈れば加護あり)
六畜(家畜)(栄える)
田蠶(田畑養蚕)半熟(機は熟さず)
尋人(尋ね人)(苦労する)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)生男(男を授かる)
山墳(先祖墓)宜改(改めるべき)
訟詞(争い事)(放置)
疾病(健康疾病)遇良醫(良き医者に逢え)
失物(紛失物)北方(北方にあり)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第三十三首