観世音霊籤 第三十四首 上上

文中子上太平策(故事)

(詩)
出入行藏禮義恭世の中を往来する時は礼儀を重んじる
言必忠良聽必聰意見には誠実に接し聞く時は聴くべき
心下了然俱洞徹心掛けていれば自然と明確に理解する
光明如日正當空空に昇る太陽の様な希望の光が見える
【解】(解説)
空中無事:空には何も曇りがない
秋水澄清:秋の水は清らかに澄む
別無阻碍:邪魔する事がなければ
自然有成:自然と成功するだろう
此籤:この籤を得る者は
紅日當空之象:真赤な太陽が空に昇る状態
凡事自來有成:すべては基本的に成功する
【聖意】(運勢)
交易(取引)(難しい)
婚姻(結婚)(条件を満たす)
求財(金運)(何もなし)
自身(心体状態)(安泰)
家宅(家、家庭)清吉(安定縁起良し)
六畜(家畜)(減少)
田蠶(田畑養蚕)不利(不利益)
尋人(尋ね人)(停滞)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)有險(重大な危険あり)
山墳(先祖墓)(良し)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)設送(祓及び祈祷)
失物(紛失物)(何もなし)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第三十四首