観世音霊籤 第三十八首 中平

淮陰侯背楚歸漢(故事)

(詩)
鏡月當空出匣時鏡の様な月が空に現れる時
剎那雲霧暗迷離瞬時に雲と霧が立ち惑わす
寬心守待浮雲散広い心で雲が散るのを待つ
更改相宜可望為手段を変えれば望みは叶う
【解】(解説)
家居無憂:家にいれば災いなし
人口陰災:人の口こそ災である
作福保祏:先祖を祀れば福を生む
又恐破財:財産を失う恐れもある
此籤:この籤を得る者は
浮雲遮月之象:空に浮かぶ雲が月を遮る状態
凡事守舊待時:全て元の決まりを守り待つ時
【聖意】(運勢)
交易(取引)待時(待つ時)
婚姻(結婚)難合(合意得難し)
求財(金運)(難しい)
自身(心体状態)祈保(祈れば加護あり)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)(損する)
尋人(尋ね人)(遭遇)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)虚花 (惑わされるも無し)
山墳(先祖墓)宜修(適切)
訟詞(争い事)(和解)
疾病(健康疾病)延安(長く安泰)
失物(紛失物)(何もなし)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第三十八首