観世音霊籤 第四十九首

太子丹尊事荊軻(故事)

(詩)
營圖萬事若冰澌陰謀は全て溶けゆく氷に等しい
何必慳貪苦所為慳貪な見苦しい所作は必要ない
只好靜心閑處坐ただ静かな心で静かな所に座る
待他興變復奚疑事が正常に戻るのを疑わず待つ
【解】(解説)
水凍成冰:水は冷えると氷に成る
冰還溶水:氷は溶けると水に戻る
若問營謀:私益の策を問う様なら
何如不理:無視してみてはどうか
此籤:この籤を得る者は
如冰還原之象:氷がまた元に戻る様な状態
凡事只宜苦守:全てはただ信念を貫くべき
【聖意】(運勢)
交易(取引)不利(不利益)
婚姻(結婚)不合(条件を満たさず)
求財(金運)(難しい)
自身(心体状態)祈保(祈れば加護あり)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)(損失)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)(遅れる)
六甲(子供)(危険)
山墳(先祖墓)(良し)
訟詞(争い事)(和解)
疾病(健康疾病)難痊(回復難し)
失物(紛失物)(不吉)
移徙(転居移転)守舊(保守)
観世音霊籤 第四十九首