観世音霊籤 第五十二首

李太白醉中捉月(故事)

(詩)
水中捉月費工夫水中の月を掴むのは時間の無駄
費盡功夫卻又無全ての努力を注いでも何も無い
莫信閑言併浪論勝手な意見は信じてはならない
枉拋心力也難圖投げやりな苦労もまた成功せず
【解】(解説)
訛言莫信:噂を信じてはいけない
費力勞心:無駄に苦悩するだけだ
家宅不利:家庭が不利益である故
不可妄行:適当な行動はいけない
此籤:この籤を得る者は
水中捉月之象:実現不可能な空想の状態
凡事所為不利:全ての動作行動が不利益
【聖意】(運勢)
交易(取引)(難しい)
婚姻(結婚)未就(未だ完成せず)
求財(金運)秋吉(秋に良し)
自身(心体状態)欠吉(良くない)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)五分(五割)
尋人(尋ね人)(至る)
行人(旅、外出)有災(災いあり)
六甲(子供)祈保(祈れば福あり)
山墳(先祖墓)(良し)
訟詞(争い事)(和解)
疾病(健康疾病)祈保(祈れば福あり)
失物(紛失物)(難しい)
移徙(転居移転)平常(平常)
観世音霊籤 第五十二首