観世音霊籤 第六十首

先主連營(故事)

(詩)
抱薪救火火增烟薪を抱え火を消せば火は増すばかり
燒卻三千及大千三千の消失だったのが何千へも及ぶ
若問營謀併出入もし損得勘定している暇があるなら
不如收拾莫憂燃片付けて出火の心配を無くすべきだ
【解】(解説)
總有千般:色々な事件が起こりうる
一旦皆休:一旦起こると皆停止する
安心守舊:元の決まりを守れば心が安定
維得無憂:心配無縁の状態を維持出来る
此籤:この籤を得る者は
抱薪救火之象:間違った方法で処理する状態
凡事守舊則吉:全て元の決まりを守れば良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)(難しい)
婚姻(結婚)不合(条件を満たさず)
求財(金運)(僅か)
自身(心体状態)祈保(祈れば加護あり)
家宅(家、家庭)(不吉)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)不利(不利益)
尋人(尋ね人)(暗く判明せず)
行人(旅、外出)(停滞)
六甲(子供)(危険)
山墳(先祖墓)(安定)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)有驚(衝撃あり)
失物(紛失物)西方(西方にあり)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第六十首