観世音霊籤 第六十四首

石崇被害(故事)

(詩)
譬若金鱗放碧漪例えば池に放たれた魚
暗遭羅網四邊圍密かに四辺を網で囲む
思量無計翻身出考えても逃げ道はない
命到泉關苦獨悲命は泉で尽き孤独な苦
【解】(解説)
身居塵內:塵埃の中に身が置かれる
禍自天來:災難が天より降り掛かる
早須防備:早めに備え防ぐ必要あり
免受其災:他の災いを受けない為に
此籤:この籤を得る者は
魚遭羅網之象:魚が網に遭遇する状態
凡事提防陷害:全ては陰謀に注意せよ
【聖意】(運勢)
交易(取引)中平(いつも通り)
婚姻(結婚)不合(条件を満たさず)
求財(金運)(何もなし)
自身(心体状態)(危険)
家宅(家、家庭)(不吉)
六畜(家畜)(減少)
田蠶(田畑養蚕)(損する)
尋人(尋ね人)(暗く判明せず)
行人(旅、外出)有阻(阻むものあり)
六甲(子供)(驚く)
山墳(先祖墓)(改めよ)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)災險(災い危険)
失物(紛失物)(不吉)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第六十四首