観世音霊籤 第六十九首 中上

程嬰匿孤存趙(故事)

(詩)
冬來嶺上一枝梅冬になり峰に一本の梅木
葉落枯枝總不摧葉は落ちても枝は枯れず
探得陽春消息近待ち望む春の便りは近い
依然還我作花魁梅は他の花より先に咲く
【解】(解説)
一箭落空:一本の矢が的を得ずに落ちる
非空不空:的を得なくてもそうではない
看非景致:見るのは景色ではない
消息在中:気付きが中に存在する
此籤:この籤を得る者は
梅花占魁之象:梅の花が一番になる状態
凡事宜早吉利:全て早い行動が利益良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)待時(待つ時)
婚姻(結婚)遲成(遅れて形を成す)
求財(金運)謹慎(注意深く慎重)
自身(心体状態)祈福(祈れば福あり)
家宅(家、家庭)欠利(利益に欠く)
六畜(家畜)(栄える)
田蠶(田畑養蚕)(栄える)
尋人(尋ね人)(見つかる)
行人(旅、外出)(遅れる)
六甲(子供)秋虛春實 (秋は空で春に満ちる)
山墳(先祖墓)宜改(改めるべき)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)虛驚(大事無し)
失物(紛失物)東方(東方にあり)
移徙(転居移転)不吉(良くない)
観世音霊籤 第六十九首