観世音霊籤 第七十四首

韓非入秦被害(故事)

(詩)
慵飛野鶴自投籠気楽な野鶴が自ら籠に入り込む
欲舉鵬霄落陷中雲高く昇りたくても罠に落ちる
南北東西渾障礙四方全て障害物に囲まれている
此身憔悴恨無窮この身は憔悴し終りなきを恨む
【解】(解説)
進身不得:前に進むことが出来ない
退步而行:後ろに歩みを進めながら
命運乖蹇:行く道悪く順調ではない
切勿交爭:争事には決して近づくな
此籤:この籤を得る者は
野鶴投籠之象:野鶴が籠に入る状態
凡事守舊留心:全て保守し注意せよ
【聖意】(運勢)
交易(取引)破耗(散財)
婚姻(結婚)刑傷(傷を受ける)
求財(金運)小人(狡猾)
自身(心体状態)困滯(疲れ果てる)
家宅(家、家庭)不安(安泰でない)
六畜(家畜)(伝染病)
田蠶(田畑養蚕)(薄利)
尋人(尋ね人)杳春(不明瞭)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)刑劫(罰を受ける)
山墳(先祖墓)(絶える)
訟詞(争い事)(災難)
疾病(健康疾病)延安(長く安泰)
失物(紛失物)(不吉)
移徙(転居移転)不利(不利益)
観世音霊籤 第七十四首