観世音霊籤 第七十五首 中

伍子胥中流得蘭槳(故事)

(詩)
宛如抱虎過山前虎を抱え山に分け入るかの如く
戰戰兢兢膽碎寒あまりの恐怖に慄き肝を冷やす
幸得山前逢妙手運良く麓で熟練者に出逢るなら
方能保得一身安初めて身の安全が保てるだろう
【解】(解説)
危險危險:安全でない即ち危険
前程阻隔:道は阻まれ塞がれる
切莫遠行:絶対に遠くへ行くな
自宜守節:自ら節操を守るべき
此籤:この籤を得る者は
抱虎過山之象:虎を抱え山に入る状態
凡事先凶後吉:全て初め悪く後に良し
【聖意】(運勢)
交易(取引)防滯(滞る守れ)
婚姻(結婚)難順(山あり谷あり)
求財(金運)謹慎(注意深く慎重)
自身(心体状態)提防(警戒し守れ)
家宅(家、家庭)祈保(祈れば加護あり)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)五分(五割)
尋人(尋ね人)(暗く判明せず)
行人(旅、外出)(阻まれる)
六甲(子供)有危(危険あり)
山墳(先祖墓)(不吉)
訟詞(争い事)克虧(損失克服)
疾病(健康疾病)祭虎(祈れば御利益)
失物(紛失物)(難しい)
移徙(転居移転)(良し)
観世音霊籤 第七十五首