観世音霊籤 第九十四首 中中

王君公避世牆東(故事)

(詩)
小人君子別賢愚不徳者と有徳者は賢愚で分かれる
事有差訛合是非失敗にも善し悪しの差が存在する
琴遇知音當鼓操琴が理解者に出逢えば太鼓を操る
爭如定靜得便宜争いがあれば冷静を保ち利を得る
【解】(解説)
知音行正:良き理解者は正直である
百事莫理:事の多くに関わり持たず
若人遇貴:もし恩人に出逢えたなら
無價珍美:掛け替えなく素晴らしい
此籤:この籤を得る者は
未遇知音之象:良き理解者に未だ出逢わぬ状態
凡事耐性則吉:全ては耐え抜いた後に良くなる
【聖意】(運勢)
交易(取引)待時(待つ時)
婚姻(結婚)(停滞)
求財(金運)(阻まれる)
自身(心体状態)小人(狡猾)
家宅(家、家庭)慎出(外出注意)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)(少ない)
尋人(尋ね人)(動け)
行人(旅、外出)(動け)
六甲(子供)有女(女あり)
山墳(先祖墓)改吉(改めれば良し)
訟詞(争い事)如意(思い通り)
疾病(健康疾病)阻隔(阻まれ隔たる)
失物(紛失物)速尋(はやく探せ)
移徙(転居移転)不利(不利益)
観世音霊籤 第九十四首