観世音霊籤 第九十八首

陶淵明三徑關門(故事)

(詩)
經商出入事遲疑取引が相違し行動を躊躇する
恐惹閑愁與是非暇の憂いの好悪を恐れ苛立つ
如鳥飛投羅網陷鳥が罠の網に飛び込むが如く
相看能有幾人知互いを見る力を幾人が知るか
【解】(解説)
禽遭羅網:鳥が罠の網に遭遇する
有理難分:意味を成すが区別難し
隨緣守舊:元の決まりを守り従う
遇貴乃成:恩人に逢えば事を成す
此籤:この籤を得る者は
禽遭羅網之象:鳥が罠の網に遭遇する状態
凡事守舊則安:全ては保守していれば安泰
【聖意】(運勢)
交易(取引)損失(失う)
婚姻(結婚)不長(長くない)
求財(金運)破財(破産)
自身(心体状態)小人(狡猾)
家宅(家、家庭)憂疑(心配)
六畜(家畜)(損する)
田蠶(田畑養蚕)(損する)
尋人(尋ね人)(暗く判明せず)
行人(旅、外出)困難(困難)
六甲(子供)刑傷(傷を受ける)
山墳(先祖墓)(絶える)
訟詞(争い事)(損失)
疾病(健康疾病)羅網(罠に掛かる)
失物(紛失物)(不吉)
移徙(転居移転)勿動(動くべからず)
観世音霊籤 第九十八首